中世イギリスの貧しい農家の少年、クリスピン (13歳) は濡れ衣を着せられ、命を狙われます。殺しても良いという烙印を押された彼は、ただひたすら逃げなくてはなりません。クリスピンは唯一の頼りである鉛の十字架を握りしめ、慣れ親しんだ村を後にします。孤独な旅の途中、熊のような巨漢の男・ベアに出会います。ベアはクリスピンをこき使うものの、考える力を養うようにも仕向けるのです。やがて追っ手が迫り、クリスピンは敵の要塞にまで入り込んでしまいます。果たして彼は、絶体絶命のピンチを脱出し、敵をも救うことができるのか?